2016/07/06

Swiftでランダム英数字の文字列生成(※arc4random()は使ってはいけない)

SwiftでセッションIDなどのランダム英数字を生成させたい時

ポイント

arc4random()ではなく、arc4random_uniform(UInt32)を使用するのがポイント

arc4random()を使うとクラッシュする

arc4random()は乱数を生成させる関数ですが、Intにキャストする際に32bit端末ではクラッシュします。iPhone5や4Sなど、初代iPad Air以前は32bit
arc4randomはunsigned 32 bit integerを返しますが、つまり0から4,294,967,295まで。
IntはiPhone5で32ビットの整数と5S上の64ビット整数です。arc4random()はiPhone5上のIntの倍の正の範囲を持っているUInt32型を返すので、クラッシュする可能性が50%あります。
また詳細は記述しませんが、ランダム性に少しバイアスがあるarc4random()のずれを補正し、int型に変換しても安全なのがarc4random_uniform()です。

実装

引数の数だけ、a-zの小文字大文字、0-9を組み合わせた文字列を生成します。
arc4random_uniformを使用
    func generate(length: Int) -> String {
        let base = "abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789"
        var randomString: String = ""

        for _ in 0..<length {
            let randomValue = arc4random_uniform(UInt32(base.characters.count))
            randomString += "\(base[base.startIndex.advancedBy(Int(randomValue))])"
        }
        return randomString
    }

参照

Objective-Cの乱数作成はarc4random_uniform
http://tanukichi566.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
[Swift][iOS]64bit対応におけるarc4random()について
http://qiita.com/kiguchi/items/c75d6d3da05b3e8d80d9